保安業務

保安管理業務の実際

電気設備の点検業務は危険を伴うため、通常、一般の方が間近で見学することはできませんが、お客さまから保安管理業務を受託した協会の保安業務担当者が、どのように点検を行っているのか紹介します。

専属の保安業務担当者が点検

点検でお客さまを訪問する際には、身分証明書により、自らが委託契約書に記載された保安業務担当者であることをお客さまにお知らせします。

月次点検

電気をお使いいただいている状態で点検を実施します。

点検頻度

お客さまの電気設備の使用環境等を踏まえ点検頻度を決定する必要がありますが、最低限必要な点検頻度は経済産業省告示第249号で定められています。

告示 点検頻度

問診

お客さまの連絡担当者さまに、日常巡視等において異常等がなかったかどうか問診を行います。
異常があった場合は、電気技術者としての観点から点検を行います。

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外観点検

電気をお使いいただいている状態での点検となりますので、異音、異臭の有無を確認しながら、目視により損傷、汚損、電線と他物との離隔距離、機械器具・配線の取り付け状態、過熱の有無、接地線などの保安装置の取り付け状態を確認します。
点検の対象設備は、引込設備、受電設備、受・配電盤、接地工事、構造物、発電設備及び負荷設備と多種多様で、点検のポイントも多様です。

電圧値の適否及び過負荷等の確認

電圧、電流の測定を行い、電圧の適否及び過負荷の有無をチェックします。

低圧回路の絶縁状態

B種接地工事の接地線に流れる漏えい電流を測定し低圧回路の絶縁状態を確認します。

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年次点検

停電による点検はできるだけ短時間でというお客さまのご要望にお応えするため、他の保安業務担当者の支援のもと実施します。

頻度

1年に1回以上停電して点検を行うのが原則ですが、使用している機器の信頼性が高いなどの条件が満たされれば3年に1回以上とすることができます。

低圧電路の絶縁抵抗測定

電気設備に関する技術基準に適合していることを確認します。

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高圧電路の絶縁抵抗測定

高圧電路が大地及び他の電路と絶縁されていることを確認します。

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接地抵抗測定

接地抵抗値が電気設備に関する技術基準に適合していることを確認します。

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保護継電器動作特性試験

保護継電器の動作特性試験を実施し特性が許容値の範囲内であることを確認します。

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保護継電器/遮断器連動動作試験

保護継電器を遮断器と連動させて正常に動作することを確認します。

非常用予備発電装置試験

非常用予備発電装置が商用電源停電時に自動的に起動し、送電後停止すること、発電電圧及び周波数が正常であることを確認します。

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蓄電池設備試験

蓄電池設備のセルの電圧、電解液の比重、温度等が正常であることを確認します。

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