協会からのお知らせ

「微量PCBの調査結果」のお知らせ

2004.02.10

 

「変圧器等への微量PCBの混入の可能性に関する調査」
に関する最終報告の概要について

平成15年11月21日、社団法人日本電機工業会が実施していた上記の調査の最終報告書が発表されました。
その概要は次のとおりです。
.平成12年7月、一部の企業が客先に納入した変圧器から微量のPCB (ポリ塩化ビフェニール)が検出されたことを受け、過去のPCB検出事例の有無の確認、及び電気機器の製造工程と使用した絶縁油の調査を実施してきた。.その結果、1989年以前に製造された機器について、機器メーカー及びユーザーが絶縁油を購入した段階で既に絶縁油そのものに微量のPCBが混入していた可能性が高いと推定されるが、絶縁油の製造工程のどの段階で混入したかについては特定できなかった。

.また、1990年以降に製造された機器については、機器メーカーは新油のみを使用していることと、絶縁油メーカーは出荷時にPCBの分析を行っていることから、機器メーカーの出荷時に微量PCBの混入はないと判断される。

.今後の対応として、経済産業省と環境省との合同による「低濃度PCB汚染物対策検討委員会」を設置し、より一層の原因究明を進めるとともに、汚染物処理の提言に努めることとし、(社)日本電機工業会もユーザーへの十分な情報提供を図ることとしている。