電気の専門用語
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- IoT家電(スマート家電)
- 波及事故
- 電気事業法の要点解説について
- 小出力発電設備における主任技術者の取り扱いについて
- 点検結果報告書で用いられる専門用語辞典
- 新エネルギー
- 絶縁用保護具
- 絶縁抵抗計
- クランプ式電流計(クランプメータ)
- 検電器
- 常時監視システム
- ポリ塩化ビフェニル(PCB)
- 電力需給用計器用変成器(VCT)
- デマンド(Demand)
- 真空電磁接触器(VMC)
- 高圧カットアウト(PC)
- 断路器(DS)
- 過電流継電器(OCR)
- 配線用しゃ断器(MCCB)
- 零相変流器(ZCT)
- 地絡継電器(GR)
- 変成器(VT)
- 変流器(CT)
- 真空しゃ断器(VCB)
- 高圧交流負荷開閉器(LBS)
- 責任分界点
- 触媒栓
- 制御弁式鉛蓄電池
- 避雷器
- 直列リアクトル
- トップランナー変圧器
- トップランナー制度
- 変圧器
- ブッシング
- 力率
- 進相コンデンサ
力率
ひと言で説明するのが難しい電気用語の代表ですが、漢字が意味するとおり電気の力がどれだけ有効に使われているかを表しているのが“力率”です。
電気ヒーターの場合、供給された電気エネルギーがすべて熱に変換され、力率は100%となります。
ところが、電動機の場合は、理屈はともあれ、“縁の下の力持ち”がいないと能力を発揮することができません。
この“縁の下の力持ち”が「無効電力」といわれ、電動機を動かす場合は、「無効電力」も一緒に供給する必要があります。
つまり、実際に消費する電力以上の電力が必要になるということです。
一方、電力会社の料金メニューには、「無効電力」を少なくし“力率”を高めることができたお客さまには、基本料金を割り引く“力率割引”があり、力率管理は電気料金を低減する上で重要な要素となります。
進相コンデンサ
"力率"を高めるには、「無効電力」をできる限り少なくする必要がありますが、この「無効電力」を補償してくれる便利な道具が"進相コンデンサ"です。
"進相コンデンサ"には、高圧用と低圧用があり、電気を使用する負荷設備に応じ適正な容量を選定することによって、電気料金の割引制度の適用を受けることができます。